伊調馨選手のパワハラ問題が思わぬ方向に進んでいますね。
最初は栄和人監督のパワハラの問題だったのですが、次第に問題は大きくなって、矛先はレスリング協会のトップにまで向けられています。
そこで登場したのが、至学館大学学長であり、レスリング協会副会長である谷岡郁子さんです。
この谷岡郁子さんのキャラ、会見時の動画がスゴイと話題になっています。
リオオリンピックで女子レスリング界では初めての個人種目4連覇を成し遂げ、国民名誉賞まで受賞した伊調馨選手に対して、「伊調馨さんは選手ですか?」と会見でのコメント発しています。
これに対して、世の中の様々な人が反応して物議をかもしています。
「谷岡郁子さんこそパワハラ⁉」、「これがパワハラ⁉」、「レスリング協会の闇」などという声も聞こえてくるくらい大きな話題になっています。
谷岡郁子さんは複数の大学、大学院を経て、参議院議員も務めたりと立派な経歴をお持ちです。
そんなレスリング協会副会長でもある、谷岡郁子さんがなぜパワハラと言われているでしょうか。
この辺について詳しくお話ししたいと思います。
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目次
谷岡郁子さんプロフィール
名前:谷岡郁子
生年月日:1954年5月1日
出身:大阪府
学歴:神戸芸術工科大学大学院、オンタリオ州立トロント大学
職業:至学館大学(旧中京女子大学)学長、日本レスリング協会副会長(元参議院議員)
谷岡郁子さんは、1986年6月に中京女子大学(現至学館大学)の学長に就任して以来、20以上にわたり学長を仕事にしてきていますね。
谷岡郁子さんの父親は神戸芸術工科大学を創設した人で、谷岡郁子さん自身も、その神戸芸術工科大学の大学院を修了しています。
カナダの大学に行ったりと、多くの大学で学んでいます。この経験が現在の学長としての仕事に活きているのかもしれませんね。
その他にも、民主党公認として愛知県の選挙区から第21回讃岐議員議員通常選挙に出馬して初当選しています。
2007年から国会議員の仕事も経験しているのですね。
議員としては、やはり教育問題と少子化対策について熱心に活動していたようで高校無償化や少子化対策への予算増額を提案していました。
普天間基地の移設問題では、当時の鳩山首相がアメリカとの交渉にあたるときに厳しい交渉するようなグループに属していたようですね。
その後の選挙で落選し、国会議員生活は終わりを迎えます、
それ以降は現在と同じ至学館大学の学長として仕事をしているたわらで、日本レスリング協会の副会長も務めているのです。
では、どういう経緯でレスリング協会副会長になったのでしょうか。
やはり、至学館大学がレスリング界の名門だからではないでしょうか?
今回、騒動になっている伊調馨選手、吉田沙保里選手をはじめ何人ものメダリストを生んだ学校として有名になっていますよね。
そのメダリストを生んだレスリングチームの監督が今回のパワハラ疑惑を向けられている栄和人さんですね。
谷岡郁子 レスリング協会副会長の動画がスゴイ!
レスリング協会の関係者から内閣府の公益認定委員会に提出された告発状が提出された件で、騒ぎは至学館大学の学長である谷岡郁子さんに広がってきています。
長年の間に学長というトップのポジションに就いていてパワーを持っていることが、いつのかにか「谷岡郁子さんこそパワハラ」といわれるようになった理由でしょうか。
谷岡邦子 至学館大学学長の会見動画
会見時の谷岡郁子さんのコメント以下のようなもので、このコメントに対して世論から「「谷岡郁子さんこそパワハラ」といわれるようになったようです。
栄監督が率いるレスリングの道場は彼の個人のものではない。私が使わせるといえば伊調馨さんはいつでも使うことができる。
栄和人はその程度のパワーしかない人間なんです。パワーのない人間によるパワハラというのが一体どういうものなのかわかりません。
谷岡郁子さんがパワーを持っていること以外にも、言葉の選び方や話し方などが、世間にはパワハラという印象を受け取られたような感じですね。
谷岡郁子さん これがパワハラ⁉
もともとは、栄和人さんから伊調馨さんに対するパワハラについての告発だったのです。そのパワハラの内容とはなにだったのでしょうか。
「練習拠点としていた警視庁への出入り禁止」「男性コーチに対する圧力」「男子合宿への参加禁止」など、伊調馨選手の練習環境が良くなく、不当に奪われてしまっていることを告発したものでした。
栄和人さんは、女子レスリング界で6人の金メダリスト生み出してきた人ですよね。
レスリング協会の強化本部長としても活躍して、さらに協会の常務理事という役職についています。
前述の協会の仕事以外にも、栄和人さんは至学館大学のレスリング部の監督をしていますね。
栄和人選手の愛弟子である吉田沙保里選手は、レスリング協会の女子強化委員もしながら、代表チームのコーチも兼任しています。
それにくわえて、2016年に至学館大学の副学長という役職にもついていますね。
吉田沙保里選手は今回の騒動に関して一切のコメントをしていませんね。
今回のパワハラ告発の内容は前述のとおりですが、内容のすべてが、2020年の東京五輪で記録更新である5連覇を目指す伊調馨選手の練習環境に影響を及ぼす内容ですよね。
しかも、告発文の内容が本当であれば、圧力をかけていたのが、伊調選手のコーチであり、レスリング協会の強化本部長の栄和人さんとのこと。
これが原因で、パワハラ問題がさらに大きく発展したといいます。
レスリング協会は、この件に関して以下のようにコメントしています。
当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はございません。
同様に、当協会が田南部力男子フリースタイル日本代表コーチに対し、伊調選手への指導をしないよう、不当な圧力をかけた事実もございません
パワハラを完全に否定しています。そして、否定した翌日に、林芳正文科相が、聞き取り調査を行うと発表して、事態は一変しました。
ようやく重い腰を上げて、第三者機関に委託する形での事情聴取を始めることが決まりました。
この動きは、相撲界での元横綱日馬富士関と貴ノ岩関の事件が発端となった一連の騒動ににていませんか。関係者が二手に分かれての論争になっていることも似ている気がします。
騒ぎの発端になった告発の当事者、栄和人さんは、日常生活を送るのが困難な心身衰弱状態とのことで療養に入っているようです。
栄和人さんは、自分の弟子からのまさかの攻撃に大きなショックを受たのでしょうね。
鉄拳制裁の熱い指導法で有名な栄和人さんが、女子レスリングW杯への帯同を辞退したとのことなので、やはり相当精神的に参っているのかもしれませんね。
今後も、レスリング界の告発騒ぎから目が離せませんね。
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